家族5人の"ドイツ生活"覚え書き。ドイツ生活初心者向けの”主婦目線”ドイツ生活情報ブログです。
    
ドイツ語の「v」の発音は、[/f/]?[/v/]?   
 ドイツ語をちゃんと学校で学ばなかった私。
 テレビのドイツ語講座と、本による学習ばかりだったので、正しいとは言えない思い込みも多いです。だから、ときどき不安になります。


・ドイツ語の「v [vau](ファオ)」は[/f/]の発音をする。
・ドイツ語の「v」でも、外来語(借用語)は[/v/]の発音をすることもある。

というのが、私の持っていた知識(私の持っているテキストに書いてあるルール)なのですが、「本当に[/v/]の音で発音するのは、全部外来語なの?」と、つい先日疑問に思ってしまいました。だって、けっこう[/v/]で始まる単語も多いんです。

 ドイツ語の辞書「独和大辞典」を持ってきて、「v」で始まる単語を見てみると……。
 すると、「ver」で始まる単語の多いこと!!
 (「ver」は[/f/]の発音で始まります)

 私の持っている『独和大辞典』では、「v」で始まる単語のページは2354~2473ページまでの119ページ。
 「ver」で始まる単語は2360ページから始まり、2432ページまでの72ページ。つまり、「v」で始まる単語の6割は「ver」で始まる単語のページで占められているわけです。
 ということは、6割近くが[/f/]の発音で始まる単語だということなんですね。
(※例外:「ver」で始まる単語でも「Veranda」ベランダのように[/v/]で始まる単語もあります)

 「ver」だけじゃなくて、「viel」「vier」「voll」「vor」と[/f/]の発音で始まる「前つづり」単語もあるので、実際「v」で始まる単語の多くが[/f/]の発音で始まるということには納得。

 でも、でも、「ver」「viel」「vier」「voll」「vor」で始まる「v」の単語を除いた場合、「v」で始まる単語には[/v/]の発音が結構多いんです。「あれ?これも[/v/]だぁ」と思うことがしばしば。
 たとえば、「va」から辞書を見てみると、[/f/]で始まる発音は本当にビックリするほど少ない!

 「え~??これが全部外来語なんて、おかしいでしょう?」と思って、夫に聞いてみたら……、

 「辞書に書いてあるでしょう?」って即答。
 「へ?」
 「ほら、単語の説明の下に語源が」と指差したのは……

『< lat.』『< mlat.』『< spätlat』『< engl.』『< fr.』『< span.』などなど。 
(上の略語は順に「ラテン語」「中期ラテン語」「後期ラテン語」「英語」「フランス語」「スペイン語」)
 例えば、「Veranda」は[port. - Hindi - engl.]、つまり「ポルトガル語からヒンディー語、英語を経てドイツ語になった」という語源の歴史を示しています。


 驚くほど、外来語・借用語が多いのですね。
※巻頭の語源のリストだけで『76言語』ありました!!
 それも、古い時代に入ってきているものも多いみたい……。

 「ああ、これって、日本語にとっての『昔中国から入ってきて日本語として定着した漢語』なのね!!」

 ドイツは日本よりも、ヨーロッパのように地続きで歴史的にも文化的にも混ざり合った地域ですから、言葉が混ざり合うのも当たり前。
 『外来語』というと、日本語にとっての『カタカナ語』をイメージしていましたが、違うんですね。
 長いヨーロッパの歴史の中で、ドイツ語として定着している(でも『固有語』ではない)言葉なんですね。
 日本語だって、たとえば、「天ぷら」とか「いくら」とか「明太子」とか、「日本語でしょう?」っていう外来語もありますものね。

 たとえば[/v/]と発音するのも、外来語を漢字で書いたりカタカナで書いたりすることと同じ、「固有語ではない」という記号なのだと感じました。

 とにもかくにも、「v」で始まる単語はしっかり辞書で発音記号を調べることをおススメします。ついでに語源も見てみて下さいね!
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