家族5人の"ドイツ生活"覚え書き。ドイツ生活初心者向けの”主婦目線”ドイツ生活情報ブログです。
    
幼児が加害者になる ~ランニングバイク・バランスバイクを買う前に~   
 ドイツでは「Laufrad ラウフラート」と呼ばれる、ペダルなしの幼児用自転車「ランニングバイク(バランスバイク・トレーニングバイク・ストライダーなど)」。最近日本でも多く見かけるようになりました。
ラウフラート

 たしかに子どもにとって楽しいランニングバイクなのですが、見ていてとても危険なケースも多々あって、心配になります。
 先日、国民生活センターからも注意の情報が発表されました。
ペダルなし二輪遊具による坂道の事故に注意-衝突や転倒により幼児がけがを負う事故が発生-(発表情報)国民生活センター
 国民生活センターの発表情報を引用すると、

■主なテスト結果
・坂道を滑走した場合、一般の自転車と同程度の速度に達することが確認されました
・ 全ての銘柄に坂道や公道など使用してはいけない場所に関する記載が見られました。また、子どもだけで使用しないよう注意が記載されていました
・全ての銘柄でヘルメットを着用して使用するよう表示されていました
■消費者へのアドバイス
・ペダルなし二輪遊具で坂道を滑走してしまった場合、傾斜によっては短い距離でも大人が追いつけない速度になります。坂道では絶対に使用させないようにしましょう
・ペダルなし二輪遊具は、坂道や公道などでは使用が禁止されています。取扱説明書の内容を確認しましょう
・ペダルなし二輪遊具は子どもだけで使用させず、必ず保護者等が立ち会い、慣れた場所でも子どもから目を離さないようにしましょう
・日常からヘルメットを必ず着用させましょう


つまり、歩道も公道の一部なので、多くの歩道ではランニングバイクの使用が禁止されているということですね。

 平らな土地の多いドイツと比べて、日本は坂道の多い国です。
 そして、自転車専用道や広い公園も少ない日本の場合、ランニングバイクを購入する前に検討すべきことがいくつかあると思います。

(1)ランニングバイクで遊べるような広い公園があるか
(2)大人が常に、ランニングバイクを止めることができる状況で使うことができるか
(3)保護者がリスクをきちんと把握し、子どもにも伝えることができるか


 ランニングバイクにはブレーキが付いていないものが多いです。その理由は、ランニングバイク世代の未就学児にはブレーキを使いこなせる握力がない(握力が弱い)からなんだそうです。

 恐いことに、ランニングバイクは幼児を加害者にしてしまう危険性があります。

<予想されるケース1>
 歩道を走っていて高齢者の足に接触。相手が転倒し死亡。
<予想されるケース2>
 公園で遊んでいて、別の幼児に接触。相手が骨折。
<予想されるケース3>
 交差点で止まれず、急に飛び出し自動車と接触。自動車が破損、運転手は重傷、ランニングバイクの幼児は重体。


 幼児が被害者になるだけではなく、加害者になる危険性を保護者がしっかり理解してから、ランニングバイクを購入してほしいと思います。
 たとえば、下の子を抱っこして、マキシ丈のスカートでサンダルを履いていたとしたら、全速力で走る上の子の自転車を止められるか?
 リスクを想像する力が、大人にこそ求められているのだと思います。

ペダルなし自転車(ランニングバイク)の注意点
■ヘルメットを必ずかぶらせること
■公園などで走らせること
日本で販売されているペダルなし自転車は公道(歩道を含む)での使用が禁止されているようです。(取扱い説明書を確認してください!)
■坂道は走らせないこと
■保護者がすぐに止められるように、なるべくジョギングで並走すること
 ※走りやすい服装、スニーカーなどを心がける
■駐車場など、死角になりやすい場所に注意すること
■小さい子でも、被害者だけでなく加害者になる危険性についてきちんと説明しておくこと




<追記>
 万が一のために、個人賠償責任保険(個人賠償責任補償、日常生活賠償)というものがあります。
 「子どもが起こした自転車事故で、親に1億円近く賠償命令」という判決が平成25年にあり、賠償責任が生じたときの補償内容が最高1億円という「自転車向け保険」や「個人賠償責任保障付き傷害保険」なども見られるようになりました。
 火災保険などのオプションで「個人賠償責任保障」が付けられるものもありますし、クレジットカード会員限定で加入できる個人賠償責任保険もあります。
 事故の被害者のためだけでなく、家族の未来のためにも、検討に値すると思います。


<追記その2>
重要なお知らせ - STRIDER ストライダー
 上記のサイトでストライダー(ランニングバイク)を使うにあたって、必ず守ってほしい「3つのルール」と「走行禁止場所」が紹介されています。
 まず、「公道走行禁止」。そして、「ヘルメットの着用」「保護者同伴」。
 ショップでもきちんと「歩道も公道なので、公園や家の敷地内で楽しんでくださいね」と説明してほしいですね。
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